校長挨拶

北海道滝川高等学校長    木 下   温 

 

北海道滝川高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。

 本校は、石狩川と空知川の恵みによる豊かな大地の広がる北空知の中核を担う学校として、昭和4年(1929年)に北海道滝川高等女学校として開校しました。その後、昭和23年に定時制課程設置、昭和25年に高等学校再編により北海道滝川東高等学校と改称され男女共学に、そして昭和29年に現在の北海道滝川高等学校と改称、昭和44年には理数科を設置するなど、社会や時代の変化・要望に応えながら伝統校としての地位を築きあげてまいりました。定時制の卒業生は1,500名を超え、地域はもとより全道、全国で有為な人材として広く社会で活躍しています。

 定時制課程では、社会で必要となる「生きてはたらく術」を身に付けるべく、相手を思いやる心や受容的な心を育成しながら、自己有用感と豊かな心の育成、わかる喜びと学ぶ楽しさ、これらを大切にした「知・徳・体」のバランスのとれた教育活動を進めています。
 教育目標である「高い志をもち、自己を創造し、真理を追求する心と未来を拓く力を育む」このことを実現させるために、「育成を目指す資質・能力(スクールポリシー)」を
 (1) 主体的に学ぶ意欲と社会で必要となる基礎的学力を身に付け、学習成果をより良い社会づくりに役立てようとする力を育くむ。(知)
 (2) 互いの人権や個性を尊重し、自分を高めようとする態度や他と協力して主体的に行動できる力を育くむ。(徳)
 (3) 自分を律し、自立した社会人として、困難にくじけることなく逞しく生き抜く健やかな心と体を育くむ。(体)
といたしました。
 定時制課程においては、本校の使命としての
 「多様な生徒への学習機会保証と自らの人生を切り拓く力を育む」を目指し、ゆとりあるかつ充実した学びの機会の提供、個別指導重視による基礎学力の定着、資格・検定への挑戦等による意欲的学習心の醸成や定通併修による3修制など、地域と連携した取組を教職員が一丸となって取り組んでいます。
 しかしながら、急速に変化・発展する社会の中で子どもたちの「学校から社会へ」の円滑な移行を図るためには、保護者や地域の皆様のご支援やご協力が不可欠です。すべての生徒諸君の夢・希望・志を叶えるため全教職員で教育活動に取り組んでまいりますので、より一層のお力添えをお願い申し上げ、ご挨拶にかえさせていただきます。

                                                                 令和6年4月1日