10月19、20日の2日間、新潟市で開かれた「世界津波の日高校生サミット2022in新潟」に1年理数科E組から2名の生徒が参加しました。
このサミットには、海外30カ国の高校生を含む250名が参加し、2日間に渡って津波の被害を減らす方法や、自分たちが津波から命を守るためにとるべき行動などについてのグループ協議や、発表が行われました。
この会議のすべてのプログラムは英語で実施されました。
滝川高校から参加した2名の生徒も、海外からの参加者や、海外生活経験を持つ国内の高校生、そうでなくても日常会話に不自由ないレベルで英語を使いこなす参加者たちに圧倒されながらも、件名に英語でのディスカッションに参加し、プレゼンテーションも行いました。
滝高生2人のプレゼンテーションの主張は、
「莫大な予算をかけて防潮堤を建設することも大切だが、防潮林を設けることで津波の威力は軽減することができる。環境への影響も考え、防潮林の有用性に目を向けル必要がある。」というものでした。
これに対し、トルコからの参加者が「防潮林が育つ前に津波は来るかもしれない。それでも防潮堤より防潮林なのか?」と質問を投げかけました。
「確かに津波は来るかもしれないが、ずっと未来のことを考えれば、防潮林への転換を考えるべきではないか」と回答し、同じグループの参加者に課題を投げかけました。
サミットの後には、外務省主催の交流会が開かれ、開催値である新潟県の各地の高校から、郷土芸能やダンスなどのパフォーマンスが披露されました。
さらに、こんな出会いも。 神戸市にある「滝川中学校・高等学校」から参加した生徒と引率の先生です。インターネットで「滝川高校」と検索すると、必ず同時にヒットします。互いの間違い電話も日常茶飯事。ですが、これまで交流はありませんでした。ちょっとした滝川トーク(日本語)に花が咲きました。
参加した二人は、
「英語については、全く歯が立たず自分の力のなさを痛感した。でも、少しずついっていることがわかるようになったし、話せたこともあったので、とてもいい経験ができた。」と話してくれました。